八女市星野村にある
高木農園さんにおじゃまして、
ベティバー畑を拝見し
春満載のランチをごちそうになりました。
まだ顔を出したばかりという柔らかな朝堀り筍は、
お竈(くど)さんでゆっくりじっくりとヌカ汁で下ごしらえされたものだそう。
筍ごはんはもちろんおくどさんで炊いたもの。
筍と蕗の炊き合わせ、木の芽和え、ポテトサラダ、
若竹のお吸い物・・・
そして奥の台所から揚げたてで持ってきて下さったのが、
たらの芽の天ぷら。
お茶農家さんですから最高の風味豊かな抹茶塩を添えて♪
ちょうど取れたからね・・と。
山菜はほんのわずかな時期だけだから、
なんとタイミングよく伺ったんだろう・・と、
我ながら自分の嗅覚(?)に感謝(?)です(笑)
そして珍しい一品も。
頂き物だそうで、
野生のイノシシ肉のカツレツです。
イノシシ肉は鍋で食することが多くて今回初めてカツにしてみたそうです。
肉に特有のニオイがあるので、
今回はニンニクで下味をつけたとのこと。
臭みはうまく紛れたのでしょうか、
肉のうま味がギュッと詰って美味でございました〜
イノシシは筍を先取りするからね、困ったもんよ・・・
と、お母さん。
築二百数十年の杉皮葺きのお宅に住み、
代々農家を営み続けていらっしゃるお母さんからお聞きする代々の女たちの暮しぶりに、
今の女性には耐えられるのだろうか?と感じるほどの厳しさや辛さ忍耐などの歴史を垣間見ました。
そんな日本の農家の女たちのDNAが私の中にも息づいているのだろうと、
なぜか懐かしいような切ないような・・
そんな古民家空間でのランチタイム。
たくさんの方々のご好意で
すばらしい時間を過ごさせていただきました♪