ふと、或る出来事を思い出すことってあります。
そして何かに紛れ、
時間が流れてまた、ふと思い出すことがあります。


そんなふうに

昔にブログで書いた彼のことがふと浮かびました。
今は下書き保存している、昔々の記事を探し出して
読み返してみました。

時々こんな風に、
人のアタマん中の記憶は、
浮かんでは沈みするうちに、
消えていったり、
いつまでも浮き沈みしつづけるものがあるんだろうな。
そして
それらも少しずつ薄れていくんだろうな。





「小学校の同級生」 2005.5

今からもう十数年まえのこと。

飲み会で久々の再会をした同級生はJRの車掌をしていました。

小学生の頃、すぐに激怒して叩いてくるその子のことを 私は大嫌いでした。

いつもいつも彼のご機嫌を伺っているのが とても憂鬱で、

早くクラスが変わらないか・・ そればかりを願っていた記憶があったので、

その頃のことを話すと 「それは好きの裏返しやったんやんか〜」と笑っていた彼。

当時国鉄から民間のJRに変わったばかりの頃で、

人員削減のために、かなり大変な状況に追い込まれていたようです。

時折、深刻な顔をして男友達と話し込んでいたのが印象的でした。

それから遠くないある日の通勤帰り。

帰宅途中に乗ったJRのアナウンスで

「△△までご案内します車掌は私、○○です」と流れ

同級生が車掌をする電車に偶然乗り合わせたことを知りました。

乗り換えの駅で降り、プラットホームで電車がゆっくり走り出すのを待ちました。

電車はどんどんスピードをあげ、通り過ぎ・・・

最後尾、窓から顔を出す彼の姿が近づいてきます。

思いっきり手を振る私の姿に気づいた彼は、

とびっきりの笑顔で手を振り返してくれました。

やがて電車はカーブを曲がり、手を振る彼の姿も見えなくなり・・・

プラットホームにぐ〜んと風が吹き、スカートの裾がなびきました。

映画のワンシーンみたい・・・。

そんな爽やかな出来事を先日、何故かふと思い出しました。

次の日、尼崎で大きな列車事故。

偶然タイムリーに彼のことを思い出しただけ・・?

そうだったら良いのだけれど・・・。

今、彼はどうしているのだろう? 


コメント
コメントする